歴史

200年の歴史を持つ家族経営のメゾン

1821年から続く、精神とスタイルの独立性


ヴェヴェールは200年以上にわたり、フランスのジュエリー界で独自の歴史を紡いできました。

それは、家族、継承、そして職人技の物語です。同時に、独立の物語でもあります。世代を重ねながら創造の自由と、着想豊かで、妥協を許さず、慣習にとらわれないジュエリーのあり方を育んできたメゾンの物語です。


ヴェヴェールのジュエリーを身に着けたラ・ベル・オテロ ― 1900年頃

家族と継承の物語



物語は1821年、メスで始まります。ピエール=ポール・ヴェヴェールがメゾンを創設し、最初のジュエリーを生み出しました。

息子のエルネストがその歩みを引き継ぎ、1872年、当時ハイジュエリーの世界的な中心地となりつつあったパリのパリ通りにヴェヴェールを構えます。1881年、エルネストは息子のポールとアンリ・ヴェヴェールにメゾンを託しました。ポールが経営し、アンリが創作する。互いを補い合う兄弟は、ヴェヴェールを最高峰へと押し上げます。

芸術家、歴史家、収集家であり、芸術に深い造詣を持つアンリ・ヴェヴェールは、メゾンに豊かな文化的素地をもたらしました。著書『19世紀フランスの宝飾』は、ジュエリー史の重要な参考文献となっています。

このように創業当初から、ヴェヴェールは継承によって築かれてきました。受け継がれたのは名前だけではありません。何よりも独自の視点、文化、そして卓越した技です。

アール・ヌーヴォー、あるいは創造する自由



19世紀末、ヴェヴェールはパリを代表するジュエリーメゾンの一つとなり、アール・ヌーヴォーの開花に大きく貢献しました。

自然は尽きることのない着想の源となります。花、葉、昆虫、女性像が曲線を描く作品の中に広がり、非対称性と色彩が慣習に取って代わりました。ジュエリーの価値がまだ主に宝石の価値で測られていた時代に、ヴェヴェールは貴重な素材と意外な素材を大胆に組み合わせ、デザイン、職人技、創造性を真のラグジュアリーへと昇華させました。

この自由な精神は、パリ、ブリュッセル、ロンドンの国際的な博覧会で高く評価されました。メゾンは1889年から1925年にかけて5つのグランプリを受賞し、その作品は世界中の収集家、君主、著名人を魅了しました。しかし、賞以上にこの時代がヴェヴェールの核に据えたのは、独自性を愛し、画一化を拒む姿勢です。


ベルトバックル「アザミ」、1900年。ウジェーヌ・グラッセによるヴェヴェールのためのガッシュ画。装飾芸術美術館。

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日本美術からの着想


この創造の自由は、フランスの外へと向けられたまなざしからも育まれました。19世紀末、日本はヨーロッパの芸術家たちを魅了しました。浮世絵、自然との向き合い方、非対称の構図、そして卓越した線の感覚が、装飾芸術の刷新に寄与します。

アンリ・ヴェヴェールも日本美術に深く魅せられ、長年にわたり重要なコレクションを築きました。収集家としてのまなざしは、彼の美意識を自然に育み、メゾンの多くの作品にその影響が表れています。

1900年のパリ万国博覧会に出品されたシクラメンの櫛は、その見事な一例です。日本美術に着想を得たこの作品では、プリカジュール・エナメル、金、オパール、植物の曲線が、驚くほど現代的なジュエリーを形づくっています。

ヴェヴェールにとって、自然はすでに単なる描写の対象ではありませんでした。観察し、様式化し、新たに創り出すものだったのです。

そして一世紀以上を経た今も、自然はメゾンの創造の世界の中心にあり続けています。


ヴェヴェールの櫛「シクラメン」、1900年。装飾芸術美術館。写真:ジャン・トランス

1821年から現在まで、ヴェヴェール家の7世代

カミーユ&ダミアン

「何も変えないためには、すべてを変える必要があった」。

2021年、メゾン・ヴェヴェールは約40年にわたる長い眠りから目覚めました。一族の7代目であるカミーユとダミアン・ヴェヴェールが、ジュエリーの専門家たちとともにその志を受け継ぎ、1982年に途絶えた一族の物語に新たな一ページを記します。
アーティスティック・ディレクターのサンドリーヌ・ド・ラージュとともに、アール・ヌーヴォーの精神を受け継ぐ新たな創造の世界を構想。自然をモチーフにした有機的なコレクションを通じて、女性、植物、動物を讃えます。
先代たちの高い志を受け継ぎ、この再生を責任ある取り組みのもとで進めています。

責任あるラグジュアリーという選択


アール・ヌーヴォーから100年。メゾン・ヴェヴェールは再びジュエリー界に新風を吹き込みます。新しく、持続可能で責任あるラグジュアリー。それは自然と人間の創造力への賛歌です。

こうしてヴェヴェールは、ラグジュアリー分野で初めて「使命を持つ企業」となりました。定款に定めるとおり、人と環境を尊重して事業を営んでいます。金とダイヤモンドにはリサイクル品を使用し、コレクションはすべてフランス国内で製作しています。

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100%フランス製へのこだわり


フランスの職人技を大切にすることは、メゾンの理念の中心にあります。 作品に命を吹き込むため、メゾン・ヴェヴェールはヴァンドーム広場で活躍するフランス屈指の職人たちと協働しています。職人たちは、プリカジュール・エナメルのような古来の技法から最新の技法まで、卓越した技で使いこなします。

メゾンが依頼するエナメル職人サンドリーヌ・テシエはフランス国家最優秀職人(MOF)であり、その工房は「無形文化財企業」の認定を受けています。

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